• 感震ブレーカーとは?仕組み・種類・メリットと限界を解説

    2026年2月23日

    地震時の電気火災対策として
    注目されているのが「感震ブレーカー」です。

    では、感震ブレーカーとは
    どのような装置なのでしょうか。

    感震ブレーカーとは

    感震ブレーカーとは、
    地震の揺れを感知して
    自動的に電気を遮断する装置です。

    震度5強程度以上の揺れを検知すると、
    主幹ブレーカーを落とし、
    停電復旧時の通電火災を防ぎます。

    なぜ必要とされているのか

    地震による火災には、

    ・揺れ直後に発生する火災
    ・停電復旧時に発生する通電火災

    があります。

    特に通電火災は、
    無人の室内でも発生する可能性があり、
    被害が拡大しやすい特徴があります。

    この対策として、
    感震ブレーカーの設置が推奨されています。

    感震ブレーカーの種類

    感震ブレーカーには主に3種類あります。

    ① 分電盤タイプ

    分電盤に内蔵または後付けするタイプ。
    家全体の電気を遮断します。

    ② コンセントタイプ

    特定の家電の電源のみ遮断します。

    ③ 簡易タイプ

    おもりなどでブレーカーを落とす方式。
    安価ですが誤作動の可能性もあります。

    感震ブレーカーのメリット

    ・自動で電気を遮断できる
    ・外出中でも作動する
    ・通電火災のリスクを低減できる

    見落とされがちな“限界”

    感震ブレーカーは
    電気を止める装置です。

    しかし、

    ・分電盤の劣化
    ・内部部品の損傷
    ・容量不足

    といった設備そのものの問題までは
    解決できません。

    感震機能付き耐震分電盤という考え方

    近年では、

    「止める」だけでなく
    「設備自体を強化する」対策も検討されています。

    感震機能付き耐震分電盤は、
    揺れへの耐性と自動遮断機能を
    あわせ持つ設備です。

    地震対策は、
    段階的に考えることが重要です。

    まとめ

    感震ブレーカーは、
    通電火災を防ぐ有効な装置です。

    一方で、
    電気設備全体の安全性を考える場合は、
    分電盤そのものの見直しも
    選択肢のひとつになります。

    まずは仕組みを正しく理解することが、
    防災対策の第一歩です。