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阪神・淡路大震災で注目された通電火災と電気対策
2026年2月19日日本は世界有数の地震多発国です。
1995年の阪神・淡路大震災、
2011年の東日本大震災では、
地震そのものの被害に加え、地震後に発生した火災が
被害を拡大させたことが報告されています。特に注目されたのが、
通電火災です。⸻
通電火災とは何か
通電火災とは、
地震によって損傷した電気配線や電気機器に、
停電復旧後に再び電気が流れることで発生する火災のことです。地震直後ではなく、
「揺れが収まったあと」に起きる火災であることが特徴です。阪神・淡路大震災では、
原因が特定された火災の中で、
電気に起因する火災が多くを占めたと報告されています。⸻
なぜ通電火災が起きるのか
地震の揺れにより、
・家具の転倒による配線の損傷
・分電盤内部のズレ
・電気機器の転倒などが発生します。
停電している間は問題が表面化しませんが、
電気が復旧した瞬間にショートや発熱が起き、
火災につながる可能性があります。⸻
感震ブレーカーという対策
このような背景から、
地震時に電気を自動で遮断する
感震ブレーカーの設置が推奨されるようになりました。国の検討会や内線規程の改定でも、
地震時の電気火災対策の重要性が示されています。⸻
では、それで十分でしょうか
感震ブレーカーは
「揺れを感知して電気を止める」装置です。しかし、
・分電盤そのものの劣化
・内部部品の損傷
・地震後の通電時の安全性までは保証するものではありません。
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耐震分電盤という考え方
耐震分電盤とは、
地震後の電気リスクまで想定して設計された分電盤です。「止める」だけでなく、
地震後も安全に電気を使える状態を保つことを前提としています。地震対策は、
揺れへの備えだけでなく、
電気設備そのものの安全性まで考える時代に入っています。⸻
まとめ
阪神・淡路大震災をきっかけに、
通電火災というリスクが広く知られるようになりました。地震は防げません。
しかし、
地震後の電気リスクは減らすことができます。その選択肢の一つが、
耐震分電盤です。