• 感震ブレーカーは義務化されている?設置義務と推奨制度をわかりやすく解説

    2026年3月13日

    近年、防災意識の高まりとともに「感震ブレーカー」という言葉を聞く機会が増えてきました。
    その中で
    • 感震ブレーカーは義務なの?
    • 設置しないといけないの?

    と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

    結論から言うと、現在のところ感震ブレーカーの設置は全国で義務化されているわけではありません。

    しかし、国や自治体は設置を強く推奨しています。

    この記事では、感震ブレーカーの義務化の有無や推奨制度についてわかりやすく解説します。

    感震ブレーカーとは

    感震ブレーカーとは、地震の揺れを感知すると自動で電気を遮断する装置です。

    一般的には 震度5強程度の揺れ を感知すると主幹ブレーカーを落とし、電気を止めます。

    この装置の目的は、通電火災を防ぐことです。

    地震後に発生する通電火災

    通電火災とは、地震による停電のあと電気が復旧した際に発生する火災です。

    地震の揺れによって
    • 電気ストーブが倒れる
    • 家電製品が落下する
    • 電気配線が損傷する

    といった状況になります。

    その状態で電気が復旧すると、
    損傷した電気機器に電流が流れ火災が発生することがあります。

    阪神・淡路大震災や東日本大震災でも、電気に起因する火災が多く報告されています。

    感震ブレーカーは義務化されている?

    現在、日本では感震ブレーカーの設置は法律による義務ではありません。

    ただし、国は設置を推奨しています。

    内閣府の検討会では、感震ブレーカーの普及が進められており、
    地震による電気火災対策として重要な設備とされています。

    内線規程で推奨されている

    電気設備の基準となる 内線規程 では、2019年の改定により
    • 防火地域
    • 準防火地域
    • 木造住宅

    などでは感震ブレーカーの設置が 勧告または推奨 されています。

    つまり法律の義務ではないものの、
    安全対策として重要な設備と位置づけられているということです。

    自治体による補助制度

    一部の自治体では、感震ブレーカーの普及を目的として
    設置費用の補助制度を設けている場合があります。

    補助制度の有無や条件は自治体によって異なるため、
    お住まいの地域の制度を確認することが大切です。

    感震機能付き耐震分電盤という選択

    最近では
    • 感震機能
    • 耐震設計
    • 分電盤更新

    を一体化した 感震機能付き耐震分電盤 という設備もあります。

    これは電気を止めるだけでなく、
    設備そのものの安全性を高める地震対策です。

    まとめ

    感震ブレーカーは現在のところ法律による義務ではありません。

    しかし
    • 国が設置を推奨
    • 内線規程で勧告
    • 自治体の補助制度

    などからも分かるように、
    地震時の電気火災対策として重要な設備とされています。

    地震対策を考える際は
    • 家具の固定
    • 防災用品の準備
    • 電気火災対策

    などを総合的に検討することが大切です。